累計3億円を得ている栗原久美子です。

第1章:毎月お給料が入るのに、不安が消えなかった
決まった日に決まった額が入る生活は、ありがたいものでした。それでも、心のどこかがずっと落ち着かなかったのを覚えています。
理由は、あとになって分かりました。その安心を決めているのが自分ではなかったからです。会社の調子、上の方の判断、世の中の景気。どれも自分では動かせません。守られている間は静かですが、根っこの不安はそのまま残っています。
同じ落ち着かなさを抱えている方は、たぶん少なくないと思います。今日困っているわけではないのに、ずっと消えない。あの感じです。
第2章:仕事の成果に、自分の名前は残らなかった
会社に勤めていたころ、私の仕事は会社の名前で動いていました。相手と話すときも、何かを外に出すときも、前に出るのは会社の名前です。自分の名前が残る場面は、ほとんどありませんでした。
仕事そのものは、きちんとやっていたと思います。そこで覚えたことも、今になって役に立っています。ただ、自分の仕事がどこまで自分の力なのか、最後まで分からないままでした。
会社の看板を外したときに何が残るのか。考えても、よく見えなかったのです。見えないままにしておくと、その部分がそのまま不安になって残ります。
第3章:はじめて、自分に直接お金が入った日
自分で海外に向けて売りはじめて、はじめて入金があった日のことは、はっきり覚えています。
金額は小さいものでした。特別なことをしたわけでもありません。それでも画面を見ながら、しばらく動けませんでした。このお金は、私が動かなければ生まれなかった。会社から渡されたものではなくて、私を選んだ方から私に届いたものだと思ったのです。
給料が入った日に、こういう気持ちになったことは一度もありませんでした。うれしいというより、地面に足が着いた感覚に近かったと思います。
第4章:金額より先に変わったのは、決め方だった
そのあと続けていくうちに、変わったのは金額よりも決め方でした。
働く時間を自分で決められます。仕事をする相手を自分で選べます。住む場所も、動く日も、家族の予定に合わせられます。仕入れのために海外へ出ることもありますが、それも自分で決めた予定です。
会社にいたころは、決めるのはいつも他の誰かでした。自分は決まったことに合わせる側でした。合わせるのが苦しかったわけではないのですが、決められる側にいると、うまくいかない理由がいつも自分の外にあります。自分で決めるようになってからは、結果が全部自分に返ってきました。しんどいはずなのに、こちらのほうが楽でした。
第5章:なくなっても、もう一度作れると思えること
いちばん大きかったのは、安心の種類が変わったことです。
守られる安心は、誰かが用意してくれるものです。だから、その誰かの都合で消えます。自分で作れる安心は、作り方を知っているという安心です。目の前のものがなくなっても、もう一度同じことをすればいい。
売れない月もありますし、思っていたように動かないこともあります。それでも、以前のような種類の不安ではなくなりました。今の不安は、次に何をするかを考えれば動かせる不安です。動かせない不安をずっと抱えているのと、まったく違いました。
お金が増えて安心したのだと思われることがあります。私の実感は少し違って、増えた金額よりも、自分で作れると分かったことのほうが大きかったです。
第6章:自分の名前で稼ぐ入口として、海外販売は現実的でした
では何から始めればよいのか。私にとっては、日本にあるものを海外の方に売ることが、いちばん現実的な入口でした。
お店を借りる必要はありません。資格もいりません。日本にいると当たり前に思えるものを、外の方が探しています。ここは私が始めたころから変わっていません。
そして言葉のハードルは、この数年でずいぶん下がりました。翻訳の道具が入ったおかげで、英語が仕上がるのを待たなくても、やり取りを始められます。私が辞書を引きながら一通の英文に向き合っていた時間は、今はもう必要ありません。
ただ、道具があるだけでは自分の足では立てません。何を選んで、いくらで出して、届いた問い合わせにどう答えるか。この判断だけは自分の側に残ります。だからこそ、実際に売ってきた人のやり方を先に知っておくと、遠回りが減ります。
第7章:今日は、自分の名前で一円受け取ってみませんか
大きな決断をする話ではありません。今日できるのは、もっと小さなことです。
家にあるもので構いませんから、一つ出してみてください。金額は小さくていいのです。会社以外の場所から、自分の名前で、自分にお金が入る。この経験があるかないかで、見える景色が変わります。
私も最初の一件は、誇れるような金額ではありませんでした。それでも、あの日から不安の質が変わりました。守ってもらう前提で先を考えるのをやめて、自分で作る前提で考えるようになったからです。
会社を辞める必要も、今すぐ何かを捨てる必要もありません。自分で作れる線を、一本だけ引いておく。その一本があるだけで、明日の考え方が変わります。
英語を使った海外向けの販売を、どこから始めればいいのかについては、メルマガでもう少し具体的にお話ししています。よかったら覗いてみてください。
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<<<今日の一言英語>>>
I run my own business selling to customers overseas.
(アイ ラン マイ オウン ビジネス セリング トゥ カスタマーズ オーバーシーズ)
意味:海外のお客さま向けに、自分でビジネスをしています。
使用例:海外の取引先に自分のことを伝える場面で、
「I run my own business selling to customers overseas.
(海外のお客さま向けに、自分でビジネスをしています)」
と名乗ると、個人でも対等な相手として話が進みます。
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