副業の確定申告はいつから必要?利益20万円のボーダーラインを正しく理解する方法

累計3億円を得ている栗原久美子です

副業を始めたら確定申告が必要になるのは利益20万円を超えた場合です。この記事では、多くの人が誤解している売上と利益の違いを明確に解説します。

副業の確定申告とは?基礎知識

副業を始めた人が必ず直面するのが確定申告の問題です。

会社員として給与所得がある方が副業で収入を得た場合、一定の条件を満たすと確定申告が必要になります。

その基準となるのが年間20万円というラインです。

ただし、この20万円について多くの人が誤解しています。

確定申告が必要になるのは売上ではなく、利益が20万円を超えた場合です。

売上と利益の違いを正しく理解することが、適切な確定申告の第一歩となります。

20万円ボーダーラインの正しい理解

多くの人が「売上20万円」と誤解していますが、正しくは「利益20万円」です。

利益とは、売上から経費を差し引いた金額のことを指します。

例えば、副業で年間30万円の売上があったとします。

そこから教材費や通信費などの経費が15万円かかっていれば、利益は15万円です。

この場合、利益が20万円未満なので確定申告は不要となります。

逆に、売上が25万円でも経費が3万円しかかからなければ、利益は22万円になります。

この場合は20万円を超えているため、確定申申告が必要です。

所得という言葉も覚えておきましょう。

税務上では利益のことを所得と呼びます。

副業の利益が20万円を超えたら確定申告が必要、と覚えてください。

確定申告を正しく行うための実践方法

確定申告をスムーズに行うためには、日頃からの記録が重要です。

まず、副業に関する収入は全て記録しておきましょう。

次に、経費として認められる支出も漏れなく記録します。

副業に必要な教材費、通信費、交通費などは経費として計上できます。

レシートや領収書は必ず保管してください。

クレジットカードの明細も経費証明として有効です。

会計ソフトを使えば、自動で収支を管理できます。

freeeやマネーフォワードなどのツールが便利です。

毎月1回は収支を確認する習慣をつけると、年末に慌てることがありません。

確定申告の時期は2月16日から3月15日までです。

この期間に1年分の収支をまとめて申告します。

よくある質問

Q: 副業の経費として認められるものは何ですか?

A: 副業に直接必要な支出が経費として認められます。教材費、通信費、パソコンやソフトウェアの購入費、セミナー参加費などが該当します。

Q: 利益が20万円以下でも確定申告した方が良いケースはありますか?

A: はい、あります。副業で源泉徴収されている場合や、医療費控除など他の控除を受けたい場合は、確定申告することで還付金が受け取れる可能性があります。

Q: 確定申告をしないとどうなりますか?

A: 20万円を超える利益があるのに確定申告しないと、無申告加算税や延滞税が課される可能性があります。悪質と判断されれば重加算税の対象にもなります。

Q: 会社に副業がバレることはありますか?

A: 確定申告時に住民税の徴収方法を「普通徴収」に選択すれば、会社に通知が行くことを防げます。ただし、完全に防げるわけではないので注意が必要です。

注意点とまとめ

副業を始める際は、最初から収支の記録を習慣化することが大切です。

20万円のボーダーラインは利益基準であることを忘れないでください。

経費を適切に計上することで、納税額を抑えることができます。

ただし、経費の過大計上は税務調査の対象となるリスクがあります。

適切な知識を持って、正しく確定申告を行いましょう。

不安な場合は、税理士に相談することをおすすめします。

副業で得た収入を正しく管理することで、安心してビジネスを成長させることができます。

<<<今日の一言英語>>>

英語で「利益」は “profit” (プロフィット) と言います。ビジネスでは revenue (売上) と profit (利益) を明確に区別します。海外取引では “Our profit margin is 30%” (利益率は30%です) のように使います。

Amazonランキング1位書籍プレゼント中 → https://sub.kurihara-kumiko.com/r/SP684fmv6ojE/register