累計3億円を得ている栗原久美子です。
同じ商品でも「高い」と感じるか「妥当」と感じるかは、人によってまるで違います。築地市場で2万円のウニ丼を迷いなく頼む外国人を見ると、価格への感覚がいかに人それぞれであるかがよくわかります。価格の壁は、お客様の側ではなく、売る側の自分の中にあることが少なくありません。
「高い」と感じるのは自分だけということがある
2万円のウニ丼という値段を見ると、日本人の感覚では「高すぎる」「ぼったくりではないか」と感じる方も多いと思います。ところが、築地のお店で実際にそれを注文する外国人のグループは、まったく違う反応をします。「高い」ではなく「これが食べたかった」「本物のウニだ」という喜びのほうが先にある。価格ではなく、体験に対してお金を払う感覚です。日本には「高い=悪いこと」「安い=良心的」という感覚が根強くありますが、海外では「高い=良いもの」「それだけの価値がある」という受け止め方が普通にされています。
同じことが海外販売でも起きている
この光景は、海外販売の現場とよく似ています。日本で古いと思われる雑誌や品物が、海外のコレクターにとっては宝物になることがあります。仕入れ値が22万円だった古い週刊誌が80万円で売れ、買った方は値引き交渉もなく提示価格で即決する。そうした例は珍しくありません。2万円のウニ丼を迷いなく頼む外国人と、海外で高値の品を迷いなく買うコレクター。根っこにある感覚は同じです。その価値を理解している人にとっては、その価格は「高い」のではなく「妥当」なのです。
「高く売る」は「騙す」ではない
高い値段をつけることと、相手を騙すことは全く別のことです。2万円のウニ丼は本当に新鮮な最高級のウニを使っている。世界に数えるほどしか残っていない品は、それだけの価値があります。価格に見合った価値を提供しているのであれば、それは正当な商売です。むしろ、価値のあるものを安く売ってしまうことのほうが、お客様に対しても商品に対しても失礼だと言えます。値段を決めるのは自分であり、その商品にどれだけの価値があるかを一番知っているのも自分です。
見える世界が変わると売り方が変わる
価格への向き合い方が変わると、「安くしないと売れない」ではなく「この商品にはこの価値がある」と考えられるようになります。その結果、利益率が上がるだけでなく、値段だけで選ぶ人ではなく商品の価値を理解して買ってくれる人が増えていきます。海外販売には、日本にいるだけでは気づけない価値観の違いがたくさんあります。場所を選ばず自分のペースで続けられるからこそ、その世界に触れる機会が少しずつ広がっていきます。
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<<<今日の一言英語>>>
You get what you pay for.
(ユー ゲット ワット ユー ペイ フォー)
意味:支払った分だけの価値が得られる。
使用例:価格と価値の話をする場面で、
「In the end, you get what you pay for.
(結局のところ、支払った分だけの価値が得られます)」
と伝えると、価格に見合う価値という考え方が伝わります。
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