累計3億円を得ている栗原久美子です。

第1章:布団に入ってから、今日も何もしなかったと気づく夜
やろうと決めていたのに、気がついたら日付が変わっている。夕方までは「夜にやればいい」と思っていて、夜になったら疲れていて、スマートフォンを触っているうちに眠くなる。布団に入ってから、今日も一行も進まなかったな、と思い出す。
その瞬間、少しだけ自分が嫌になります。忙しかったのは本当なのに、言い訳をしているような気持ちになる。明日こそやろうと決めて目を閉じて、翌日も同じ夜が来る。
こういう夜を何度か過ごすと、だんだん自分は続けられない人間なのだと思い始めます。でも、そこで結論を出すのは早いと思っています。続いている人も、実は同じ夜を過ごしています。違うのは、そのあとに起きることのほうです。
第2章:やる気を出そうとするほど、遠ざかっていく
止まってしまったとき、たいていの人はまず気持ちを立て直そうとします。動画を見て気合いを入れる、手帳を新しくする、計画を書き直す。私のまわりでも、この順番で立て直そうとする方がとても多いです。
それで数日は進みます。ただ、勢いで走った分だけ、止まったときの落ち方も大きい。三日目に用事が入って一日空くと、四日目には手をつける気力がなくなっている。そして、また計画を立て直すところから始めることになります。
厄介なのは、止まったこと自体よりも、止まったあとに戻れないことのほうです。一日空いただけなのに、二日目には「もう崩れたから」と思ってしまう。一週間空くと、そのノートを開くこと自体が気まずくなる。
続かなかったのではなく、途切れたあとに戻る道が用意されていなかっただけ。そう考えると、責める場所が変わってきます。
第3章:続いている人も、毎日やってはいない
長く何かを続けている方の話を聞いていると、意外なことに気づきます。誰も毎日はやっていません。
体調を崩す日もあれば、家族の予定でつぶれる日もある。旅行に行けば数日は手が止まる。それでも半年後に振り返ると、その人だけがずいぶん先に進んでいる。
差がついていたのは、動けなかった日の扱い方でした。続く人は、できなかった日を失敗として数えていません。今日は休みだった、で終わらせて、翌日にはまた同じ場所に座っている。落ち込む時間そのものが、とても短いのです。
反対に、途中でやめてしまう人は、できなかった一日を材料にして自分を裁いてしまう。自分を裁く作業には気力を使いますから、翌日に残る力がなくなります。動けなかったから続かなくなるのではなくて、動けなかった自分を責めた分だけ、次の日が重くなる。
続く人の共通点があるとすれば、意志の強さではなく、戻ってくるまでの時間の短さだと思っています。
第4章:戻ってくるために、私が決めていること
では、どうすれば戻りやすくなるのか。私が意識しているのは、気持ちではなく、その日の入り口のほうです。
まず、一番小さい単位を先に決めておきます。出品作業なら一品だけ、英語なら一文だけ、記事なら一行だけ。ここまでやれば今日は終わり、という線を、調子がいい日ではなく、いちばん疲れている日に合わせて引いておく。線が低いほど、疲れた日でもまたぐことができます。
次に、できなかった日に印をつけません。カレンダーにバツをつけると、バツが並んだ景色を見るのが嫌になって、カレンダーごと見なくなります。私は空欄のままにするか、休、とだけ書いておきます。空欄は失敗の記録ではなく、ただの空欄です。
それから、戻る合図を場所と結びつけておきます。朝のコーヒーを置く場所の横にノートを開いたまま置いておく、パソコンを閉じるときに次にやることを一行だけ書いておく。翌日の自分が、何から手をつけるか考えなくて済む状態にしておきます。考える手間が一つ増えるだけで、人は驚くほど動けなくなります。
最後に、人に大きく宣言しないようにしています。宣言してしまうと、できなかった日に、自分だけでなく周りの目まで背負うことになる。静かに始めて、続いてから話しても遅くありません。
どれも気合いとは関係のない工夫です。気持ちは日によって変わりますが、置き場所と決め事は変わりません。
第5章:積み上がるのは、気合いではなく回数
こうして戻る前提でやってみると、一週間のうち動けた日が三日でも、月に十二日になります。半年で七十日を超えます。毎日やろうとして三日で消えた計画と比べれば、比べものになりません。
面白いのは、量が積み上がってくると、気持ちのほうが後からついてくることです。ある程度たまったものを見返すと、捨てたくなくなる。捨てたくないから、また続く。やる気があるから続くのではなく、続いた分だけやる気が出てくる順番でした。
だから、今日できなかったことは、そこまで大きな問題ではありません。問題になるのは、できなかった日を理由にして、明日も開かなくなることのほうです。
第6章:この続け方が、いちばん効いてくる仕事
積み重ねが効く仕事はいろいろありますが、海外向けの販売は、その中でもわかりやすいほうだと感じています。
一日に一品出す。届いた問い合わせに一通返す。それだけの日があっても構いません。出したものは消えずに残りますし、やり取りを重ねた分だけ評価がついていきます。休んだ日も、出品した商品は世界のどこかで見られています。自分が動いていない時間にも積み上がっていく部分があるので、途切れても再開しやすい仕事です。
英語も同じで、完璧に話せるようになってから始める必要はありません。商品の説明と、短いやり取りができれば十分に成り立ちます。翻訳も、調べものも、画像の用意も、今はGeminiのような無料の道具で足ります。語学のハードルは以前よりずっと低くなりました。
ただ、道具が揃ったからといって売れるわけではないところが、この仕事の正直なところです。何を選び、いくらで出し、どう伝えるか。そこは先に結果を出した人から教わったほうが、遠回りが減ります。
第7章:今日が空欄でも、明日また開けばいい
今日一日、何もできなかったとしても、それは失敗ではありません。空欄が一つ増えただけです。
決めておいてほしいのは、明日の朝、いちばん小さく何をするかだけです。一品出す、一文書く、一つ調べる。それができたら、今日の空欄はもう関係なくなります。続いている人は、これを何年も繰り返しているだけでした。
戻ってくる場所さえ用意しておけば、途切れることは怖くありません。今日は休んだ。明日また開く。それで十分です。
海外向けの販売や、英語を使った副収入の始め方については、メルマガでもう少し詳しくお話ししています。何から手をつけるかを決めておきたい方は、よかったら覗いてみてください。
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<<<今日の一言英語>>>
I’ll pick it up again tomorrow.
(アイル ピック イット アップ アゲイン トゥモロー)
意味:また明日、続きから取りかかります。
使用例:作業が途中で終わった日に、
「I’ll pick it up again tomorrow.
(また明日、続きから取りかかります)」
と伝えると、投げ出したのではなく続ける気持ちが伝わります。
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