Amazonランキング38部門1位の栗原久美子です。
海外販売を続けていると、商品についての質問や配送日数の確認など、さまざまなメッセージが届きます。その中に「まとめて買いたいんだけど、もう少し安くならないか」という値引き交渉が混ざっていることがあります。日本の感覚では冷やかしに見えるこの一通が、実は一番の上客からのサインだということがあります。
値引き交渉を冷やかしだと感じてしまう理由
日本でお店をやっていて「まけてよ」と言われたら、少し身構えてしまう人は多いと思います。値引き交渉から入ってくる相手は、買う気がないのではないか。日本では、買いたいものがあったらまず黙って商品ページを見て、納得したら購入ボタンを押すのが一般的で、値段について交渉すること自体があまりなじみがありません。だからこそ、最初は返信するかどうか迷ってしまう場面が出てきます。
海外では値引き交渉が普通のコミュニケーション
海外では、まとめ買いの交渉はごく普通のやりとりです。気に入った商品を見つけたら「もう少し安くならないか」と聞くのは、むしろ真剣に買いたいからこその行動です。日本の常識で海外のお客様を見てしまうと、本気の買い手を見逃してしまうことがあります。冷やかしかもしれないと思いながらも丁寧に返信し、まとめ買いの数量とそれに応じた価格を提示したところ、すぐに「OK, sounds good.」と返事が来て、あっさり決まることもあります。あの最初の一通を無視していたら、その売上は全部なくなっていた、ということが起こり得ます。
海外のメッセージには決まった「型」がある
海外のお客様とのやりとりで気づくのは、英語のメッセージには決まった形があるということです。日本語のメールが「お世話になっております」から始まるように、英語にもよく使われる表現があります。メッセージの最後に「Best Regards」と添えられていることがあり、これは「敬具」のような締めの言葉です。丁寧に結ばれたメッセージは、ふざけて送ってきたものではないと感覚的にわかるようになります。こうした定型表現を知っているだけで、相手の文面を読み取る力が変わってきます。海外販売は語学力だけでなく、文化の理解が大きな武器になる場面がたくさんあります。
問い合わせが来ること自体がチャンス
そもそも、わざわざメッセージを送ってくるということは、その商品に興味を持ってくれたということです。世界中に何億もの商品がある中で、自分の出品ページを見つけて、時間を使って連絡をくれている。その事実だけで十分にありがたいことです。問い合わせが来たらチャンス、値引き交渉が来たらそれは本気のサイン。この考え方は海外販売を通じて身につくものですが、日常のあらゆる場面にも当てはまります。海外販売という仕事は、場所を選ばず自分のペースで続けられるからこそ、こうした気づきを積み重ねていけます。
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<<<今日の一言英語>>>
Sounds good.
(サウンズ グッド)
意味:いいですね。それで大丈夫です。
使用例:相手の提案に同意する場面で、
「OK, sounds good. I’ll take them.
(いいですね。それをいただきます)」
と返すと、軽やかに合意の気持ちを伝えられます。海外のお客様とのやりとりで気軽に使える表現です。
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